四季の風景時計


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<1>出会い 1

―――お兄ちゃん、起きて・・・

可愛い声と心地よい重みに目を覚ますと

目の前に愛しい少女の顔があった

『おはよう、明日香』

少女を引き寄せると、キスをする

額に

少女はくすぐったそうに、ふふふと笑うと

「おはよ、お兄ちゃん」

「今日は、私が全部作ったの」

「冷めちゃうから、早く降りて来てね」

そう言うと、少女はベッドから下りた

部屋を出る直前、コチラを振り向き

「お兄ちゃんの好きな、じゃが芋のお味噌汁だよ」

そう言って、階段を軽やかに降りて行った



<目次>  →  『兄』 1-2

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<1>出会い 2

「涼介、会って欲しい人が居るんだけど・・・」

大学も無事合格し

奨学金も受けられる事になってホッとしていると

突然、お袋がそう切り出した



お袋は、18の時にオレを産んだ

父親は、オレが2歳の時に交通事故で亡くなった

だから、父親の事はほとんど覚えていない

それからお袋は、女手一つでオレを育ててくれた

高校受験の時も、大学受験の時も

就職すると言うオレに

「母さんを楽させたいって、思ってくれてるんなら」

「進学して頂戴」

「出世払いで、お願いね」

笑ってそう言ってくれるお袋に、いつも感謝していた



→  『兄』 1-3

『兄』 1-1  ←  <目次>

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<1>出会い 3

『好きな人でも、出来た?』

「!!・・・分かる?」

がむしゃらに働いていたお袋が

ここ半年、雰囲気が変わったのに気付いていた

「取引先の人でね、同い年なの」

「3年前に、奥さんを亡くされてて」

「まだ、小さなお子さんもいるの」

『へぇ~、じゃあ、兄弟が出来るんだ』

「すっごく可愛い女の子なの!」

「あすかのママになってくれますか」

「って言われちゃって・・・」

「彼も、僕がプロポーズするはずだったのにって」

まるで、恋する乙女の様に頬を染めて、幸せそうに

『お袋』

「ん?」

『おめでとう』



→  『兄』 1-4

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<1>出会い 4

初めて入る、高級ホテル

洗練された、レストラン

正装と言っても、学生服しか持っていない

少し緊張しながら、お袋の後に付いて行く

「京一郎さん!」

品の良いスーツを着た男が、コチラを振り向いて席を立つ

うん、誠実そうだ

と、隣に座っていた少女が振り向いた

『!!』

大きな瞳

長い睫毛

薔薇色の唇

サラサラの髪を、ツインテールにして

ピンクのワンピースが、白い肌に良く似合う

美少女としか、言い様のない・・・

「はるみママ!」

声も可愛い

トコトコと、オレ達の方に走って来る

「はじめまして!あずまあすかです!!」

「りょうすけおにいちゃんですか?」

『あ、うん、そうだよ』

「ふつつかものですが、よろしくおねがいします!」

『あ、いや、こちらこそ、よろしくお願いします』

・・・8年前、これが明日香との出会いだった



→  『兄』 1-5

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