四季の風景時計


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<2>紺色の水着 兄1

明日香とのデートは楽しくて仕方がない

プールの後は、飯を食いに行こう

喫茶店で大きなパフェをつつくのも良いかもしれない

車があればドライブだって出来るのに

就職が決まったら、すぐにでも買わなくては

こうやって、デートのプランを練っているだけでも

見せてくれるであろう笑顔を思い浮かべると

堪らなく幸せな気持ちにさせられる

他のどんな女も

付き合っていた彼女でさえも

こんな気持ちにさせられた事などなかったのに

『妹』という存在は、これ程までに可愛いものなのか

初めて明日香と二人っきりで泳ぎに出掛ける

一昨年、その前は、お袋や親父も一緒だった

寧ろ、「あんたも来るの?」と言われる始末だった

二人で行くから、と言うオレに

「明日香ちゃんは、何処で着替えるの?」

と言われれば、返す言葉もなかった

去年は、もう一人で着替えられるから、と言う明日香に

二人で出掛けられると大喜びした

けれど、友達も誘いたいという願いに

オレのプランは呆気なく覆された



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<2>紺色の水着 兄2

連れて来た友達は二人

その内の一人が男だった事が

オレは、非常に気に入らなかった

あからさまに敵意を見せれば、ビビって萎縮するガキ

大人気ないと言うなかれ

明日香が年頃になれば、同い年だというソイツも年頃だ

不安の芽は、小さい内に摘んでおくに限る

女の子の方は、優しくエスコートしておいた

大切な、明日香の友人だからな

今年も誘うのか、と思っていたが

先方から断られたらしい

向かうのは、街中の市民プール

郊外のレジャープールが良かった

という明日香の言葉に、心が痛んだ

オレは、明日香と一緒なら何処だって良い

けれど去年の事を思うと、そうはいかなかった

出掛けた先で、オレがナンパされるのは日常茶飯事だ

特にスポーツをしていた訳ではないが

ガテン系のバイトをしていた事もあり

それなりに筋肉もついている

プールサイドで目立つオレは

いつになく、声を掛けられた



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<2>紺色の水着 兄3

テキトーにあしらってはいたものの

その数が多ければ、そうはいかない

気付くと、明日香達の姿を見失っていた

友達二人は、すぐに見付かった

流れるプールで、仲良く浮き輪に掴まっていたからだ

肝心の、明日香が居ない

焦って探しまくり

ロリコン風のオッサンに手を引かれているのを

見付けた時は、肝が冷えた

迷子コーナーに連れて行くところだった、と言うオッサンに

一応、礼は言ったが

きっとオレは、微妙な顔をしていたに違いない

明日香だって、かなり目を引く容姿をしている

まだ小学生だからか、自覚はしていないようだが

だからこそ、オレが守ってやらないと



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<2>紺色の水着 兄4

プールに来てみて驚いた

閑散としている、というイメージしかなかった

市民プールは、かなり賑わっていた

今年は例年以上の猛暑だと、毎日のように

気象予報士達が、謳っていたっけ

涼を取るだけなら、何処でも良い訳だ

明日香は、なかなかロッカールームから出て来ない

女は支度に時間が掛かる

確か、服の下に水着を着て来たはずなのだが

空きのロッカーが見付からないのだろうか

日向に置かれたベンチは暑く、誰も座っていない

そこに腰掛け、明日香を待った

プールの中には、色取り取りの水着を着た老若男女

いや、若い女の姿が目に付く

こればかりは、男の性だ

向こうも、チラチラとこちらを見ている

一人でいるから、余計に目立つのだろう

オレより少し年上だろう女二人が、こちらへ歩いて来た

先を越された、と言わんばかりの視線を

その女達に投げ掛けている

そんな戦いに、オレを巻き込むのは止めて欲しい



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