四季の風景時計


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Intermezzo 19

「今日の放課後、残ってくれないか?」

「授業で使う、資料の準備を手伝って欲しいんだ」

「・・・何か、予定があるか?」

微笑みを浮かべたまま、松平君に視線を向ける

・・・あ、目が笑ってない・・・

「やっ、別に今日じゃないし・・・」

「それに今、断られたトコだから」

何かを感じ取ったのか、慌てて否定する松平君

その返事に、満足そうに頷く担任

「そうか・・・じゃ、いいな?委員長」

『委員長』という言葉を強調して、私に確認した

・・・そう、私は今、クラスの委員長なんだ

『あずまあすか』なんて名前のおかげで

出席番号は1番か2番

だから、何かを頼まれるのは珍しい事じゃない

委員決めの日、美波が風邪で休んでいて

空席の真後ろだった私が担任の目に付いた

でも、彼が私を選んだ本当の理由は、それじゃないと思う

だって・・・もう何度も呼び出されているから

放課後の、理科室に・・・



→  『幕間5』 20

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Intermezzo 20

『んんっ・・・』

身動ぎ一つ出来ない程キツく抱き締められ

息もままならない程深いキスをする・・・

放課後、理科室に入るなり、後ろから抱き締められた

身体を捻るようにして見上げると、そのまま口を塞がれる

苦しくて呻き声を漏らすと、やっと解放された

いつもより強引な態度に戸惑いを覚え、その表情を窺うと

苛立ちを隠そうともせず、私を睨むように見つめる

そんな彼の様子に、私は悲しくなってしまった

・・・何を、怒ってるの・・・?

昨夜は一緒にご飯を食べた後、宿題を見てくれて

それから家に送ってもらった

最後に、車の中でお休みのキスをして

笑顔で帰って行く彼を見送ったのに・・・

そういえば、お昼休みに会った時にはもう

機嫌が悪かったような気がする

「・・・明日香」

彼は教室の扉に鍵を掛けると、口元を歪めた

「さぁ・・・お復習い、始めようか?」



―continued on Intermezzo 1

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<1>一目会ったその日から 1

「なぁ、今度、飲みに行かねぇ?」

突然、アイツからの電話

アイツは、高校時代の友人だ

『良いけど・・・2人でか?』

「いや、女が2人来る」

『え!それって、合コンて事か?』

「あぁ、まぁ・・・2-2のな」

日時を訊けば、丁度、都合も悪くない

大学院を卒業し、IT関連の企業に就職して1年

仕事にも慣れ

そろそろカノジョが欲しいなぁと思っていた俺は

その誘いに乗る事にした



「お待たせぇ~!」

女子特有の甘ったるい声に、そちらを見遣れば

派手なメイクに派手な格好をした女が

こちらに近付いて来る

その女の陰から

俯き加減に、はにかんだ様な微笑みを浮かべた

彼女が現れた

・・・一目惚れ、だった



<目次>  →  『木っ端微塵の恋』 1-2

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<1>一目会ったその日から 2

パステルカラーのサマーニットに膝丈のフレアスカート

ニットと同じ生地のカーディガンを羽織り

そのニットを下から押し上げる胸は・・・大きい

そんな胸も、かなり魅力的ではあったが

彼女が纏う柔らかな空気に

思わず見蕩れてしまっていた

俺の隣にアイツ、俺の前に彼女

という具合で席に着き、取り敢えず自己紹介から

名前も優しい感じで、彼女にピッタリだと思った

「へぇ~!大学院まで行ったの?」

と、派手な女が言えば

「好きな事を学ぶのって、楽しいですもんね」

と、彼女がふわりと微笑む

俺が調子に乗って専門的な、マニアックな話を始めると

派手な女は、あからさまに興味なさそうな顔をしたが

彼女は控えめに、しかし熱心に話を聞いてくれる

ただ相槌を打っているだけではなく

専門用語が飛び出せば

「それは、どういう意味ですか?」

と、ちゃんと質問が返って来た

俺と派手な女はビール

彼女は甘いカクテル

アイツは車で来ているから、とウーロン茶

軽く酔いが回って来た頃には

彼女に夢中になっていた



→  『木っ端微塵の恋』 1-3

『木っ端微塵の恋』 1-1  ←  <目次>

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