四季の風景時計


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<6>妊娠が怖くて・・・ 3

最後の方は、ハッキリと聞き取れない位に

小さな声になってしまっていた

でも、女医さんの顔を見るのが怖くて

私は、じっと俯いたままだった

「それは・・・」

少し間を開けて、女医さんが言葉を続ける

「レイプされたって事?」

『ち、違います・・・』

俯いたまま、私は慌てて首を振った

「じゃあ・・・彼氏が避妊してくれないって事かしら?」

彼氏じゃない

けど、お兄ちゃんだとは、とても言えなくて

私は小さく頷く

「そう・・・」

女医さんは、そっと溜め息を吐いた



→  『中学生』 6-4

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<6>妊娠が怖くて・・・ 4

「望まない妊娠をする前に、よく来てくれたわね」

そう言って、私の肩にそっと手を置いた

ハッと顔を上げると、そこには

優しく微笑む女医さんの顔があった

・・・非難されるのだと思っていた

中学生のくせに、どうしてセックスなんかしたの

まだ子供なんだから、妊娠しても責任持てないでしょ

と・・・

私は、緊張の糸が切れて泣き崩れてしまった

女医さんは、そんな私を抱き寄せると

泣き止むまで背中を摩ってくれた

・・・それ以来、私はピルを飲み続けている

幸い、副作用は殆ど起きなかった

お母さんは、自分も生理不順で服用しているから

避妊の為だと疑われる事はなかった

女医さんも、秘密にしてくれたから

お兄ちゃんには、暫くして知られてしまったけれど

ピルを取り上げるような事はされなかった

ただ、複雑そうな表情を見せた後

「オレは、明日香の負担になっているんだな・・・」

そう呟いて、自嘲の笑みを浮かべていた

辛そうな、お兄ちゃんの様子に

私は、何も言えなかった



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<7>邪推? 1

3年生になり、美波と同じクラスになった

トシとは、別のクラスだった

相変わらずトシは、私に声を掛けてくれた

部活が終わる頃、教室を覗きに来ては

作ったお菓子を摘んでゆく

傍から見れば、付き合っている様に見えていたのだろうか

それでも、何か誘われるような事があると

私は、やんわりと断っていた

受験勉強を理由にして・・・

「明日香も北高?」

進路の話が出た時、美波に尋ねられた

『も?』

「うん・・・一也も北高なんだって」

「部活の方で、推薦してもらえるかもって・・・」



→  『中学生』 7-2

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<7>邪推? 2

北高は、県内でもトップクラスの進学校

上杉君は、実は意外と成績が良い

勉強している風でもないのに

学年で10位以内をキープしているのだから

そして野球部は、今年も順調に勝ち進んでいるらしい

去年も一也がレギュラー入りしてから

調子が良かったんだよ

って、美波は自分の事の様に自慢していたっけ

「アタシは・・・ヤバいかも~」

机に突っ伏して、美波が弱音を吐く

『え~、頑張ろうよ?』

美波のお下げをツンツンと引っ張る

「そういえば、聞いた?」

いきなり顔を上げ、美波が言った

「トシは、西高だって」

西高は、北高を受験する子が第二志望で選ぶ事が多い

私も、そのつもりでいる

・・・トシと、同じ高校じゃないんだ・・・

・・・第一志望を変えるつもりは、なかった



→  『中学生』 7-3

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