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四季の風景時計


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<3>雑炊 1

翌朝、日課(ジョギング)を済ませると

シャワーを浴び、湯を溜めてから寝室へ戻る

グチャグチャのベッドで泥のように眠る明日香を抱き上げ

後ろから抱き抱えるようにして、湯船に浸かった

撫でるように、その肌を汚(けが)す体液を濯ぐ

項に口付け、首筋に伝う雫を舌で舐め取る

「・・・にぃ、ちゃ・・・」

ハッと顔を上げるが

目覚めた訳ではない明日香の様子に

ジワジワと、歓びが心を満たしてゆく

・・・オレの夢を、見てくれているのか?・・・

思わず、力一杯明日香を抱き締めた

密着した肌から伝わる、湯とは違う温もり

唯々、それが愛しくて

けれど、力を入れ過ぎたのか

明日香が苦しそうに身動ぎする

「ぃやぁっ・・・!」

呻くような、拒絶の言葉

冷水を浴びせられたように、心が凍り付く

『・・・明日香?』

絞り出したオレの声は、掠れて震えていた

・・・例え、それが寝言だったとしても

オレにとって、明日香に厭われる事は

何よりも耐え難い事なのだと思い知る

その苦しみを誤魔化すように

オレは、明日香の身体を弄んだ



→  『赤い鎖』 3-2

『赤い鎖』 2-7  ←  <目次>
 
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