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四季の風景時計


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<3>慰めてあげようか? 7

『・・・帰るの?』

「あぁ・・・もう、酒も抜けたし」

こちらに背を向けたまま、涼介は身支度を済ませる

『・・・明日香って、誰?』

ピクリと肩を震わせ、ゆっくりとこちらを振り向く

「・・・妹、だよ」

今にも泣き出しそうな顔をして、あたしを見下ろした

「最低、だろ?」

「一回りも歳の離れた、しかも妹に欲情するなんて・・・」

いつだって余裕たっぷりで、女を翻弄する涼介

大学時代、何人もの女を泣かせてきた事を

あたしは知っていた

そんな彼が、今、余裕を失っている

『・・・いいんじゃない?』

『年の差なんて、大した事じゃないわよ』

『それに・・・』

・・・慰めてあげたい

少しでも、支えになりたい・・・

『兄妹といっても、血の繋がりはないんだから』

『結婚だって、許されてるはず・・・』

気休めにでもなればと零した言葉

涼介は、驚いた様な、複雑な表情を浮かべた

『・・・涼介?』

あたしは何か、まずい事でも言ったんだろうか

涼介は、ハッと我に返り

いつもの落ち着いた表情に戻ると

「慰めてくれて、ありがとな」

そう言って、あたしの部屋を出て行った



―END―

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